ニュース

お知らせ2010年10月20日

ACGAが当協会を訪問

9月8日、 Asian Corporate Governance Association(ACGA)のメンバーが当協会を訪問し、当協会役員と日本企業のコーポレート・ガバナンスについて意見交換を行いました。

 cgc2010_title.jpg

会議の概要

cgc2010_img01B.jpg去る9月8日、欧米・アジアの投資家等で構成され、上場企業のコーポレート・ガバナンスに対する研究・提言等などグローバルに活躍するAsian Corporate Governance Association(ACGA)のメンバーが当協会(Japan Corporate Auditors Association(JCAA))を訪問し、当協会役員と日本企業のコーポレート・ガバナンスについて率直な意見交換を行った。
 ACGAは、コーポレート・ガバナンスを、企業の透明性や公平性を高めるため、あるいは株主やステークホルダーに対する説明責任など企業の社会的責任を果たすためのシステムと捉え、取締役会には経営トップと対等な立場に立って発言できる独立取締役を選任することが必要であるとした。また、監査役については、企業に付加価値を与える重要な存在であることは理解しているものの、取締役会における議決権を有さず、その職務範囲は限定的であるため、独立取締役に期待するグローバルなビジネス戦略の展開やリスク管理に寄与する役割を担うことは難しいと指摘。その一方で、独立取締役の選任を求めることは監査役を排除するものではなく、両者が相互に補完し合うことで企業の競争力を高め、その発展を促すはずであるとの見解を示した。
cgc2010_img02B.jpg 当協会からは、監査役は、企業の健全で持続的な成長を確保し社会的信頼に応える良質な企業統治体制を確立する責務を負っており、実際の監査実務においては職務範囲をあまり限定的に捉えずに職務を遂行している実態を説明した。すなわち、監査役は取締役会等で積極的な意見表明を行い、また日常的にも社長をはじめ経営者との意思疎通の充実を図っており、実質的には企業の経営面にも重大な影響力を及ぼしていることを示した。そして、独立取締役については、期待される役割を果たすためには当該会社に対する理解及び十分な情報入手が必要となるが、これは会社から独立した立場にある独立取締役にとって非常に困難なことであり、現実には、あまり機能しないのではないかと指摘した。
 今回のMTGでは、非常に活発な意見交換が行われ、海外投資家と日本企業の監査役の相互理解を深める良い契機となったものと思われる。今後も継続的な交流を続け、さらなる相互理解の深耕に努めていきたい。


このページのトップへ